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第1回GAM-1グランプリは日本工学院専門学校デザイン科の学生グループが設計した「鋼積鋏 麻ノ葉」が最優秀賞

次世代のものづくりを担う学生がデジタルものづくりや金属積層造形について知識や興味を持ってもらうことを目的に、「GAM-1グランプリ」と冠し学生を対象とした設計コンペをGAMで開催いたしました。栄えある第1回目のグランプリは日本工学院専門学校のデザイン科プロダクトデザイン専攻の2年生4名グループ(井野口心一さん、坂元海哉さん、綱島康成さん、丸山北斗さん)が設計した「鋼積鋏 麻ノ葉」を最優秀賞に決定しました。

昨年9月に積層造形について理解してもらうための講義を参加学生の方々に行ない、同時に、「はさみ」の問題や課題を積層造形ならではの構造やデザインで解決するという課題を説明しました。日本工学院専門学校から6組16名、群馬大学から3組15名、および群馬工業高等専門学校から3組7名の合計38名の学生が参加して始まりました。

学生たちは昨年12月までの3か月で、「はさみ」の課題を洗い出し、取り組む課題を決定し、AMを取り入れて課題を解決した独自の「はさみ」のデザインと設計を完成させました。途中で中間報告とアドバイスを行ない、12月までに最終設計と報告プレゼンを行なってもらいました。その中から、本年1月に先ずは各校から1点の優秀作品を選定しました。

各校の優秀作品を作成した学生には更に作品をブラッシュアップし、2月26日の3校の優秀作品による決勝戦で作品の説明を行なってもらい、最優秀賞を決定いたしました。

最優秀賞に輝いた「鋼積鋏 麻ノ葉」は和ばさみの安全性を上げるため、はさみを閉じたときにロックがかかる機構にAMによる設計工夫が施されており、またラティス構造を用いた美しい持ち手のデザインになっており、大変素晴らしい作品でした。その他にもユニークなアイデアや形を取り入れた作品や、すぐにでも製品化できそうなデザインの作品もあり、優秀作品を選ぶのに苦労しました。

学生からは困難な課題だったが、やりがいがあったとか、仲間と取り組んで楽しかったなど、ポジティブな意見をもらっており、主催者としても開催趣旨を実現できた大変良いイベントであったと考えています。今後もGAM-1グランプリは継続開催していきたいと思います。

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